ルワンダ。1994年からもうすぐ20年。

ルワンダ。

最近よくアフリカでもIT導入で経済成長著しい国として名前あがるけど、観光もいいのか。
いきたいなー(^^)丿 29日に放映やって!

「コーヒーとゴリラの楽園、ルワンダ奇跡の復興」 
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/next/#section1

-1994年の大虐殺から20年。20年って大きいんだなーと実感。
それと共に、人類が作り出した悲劇をちゃんと知らないとなーとも思う。
この史実はちゃんと今の中学生が学ぶ歴史の教科書にのってるんかな?

▽1994年4月、アフリカ、ルワンダで民族対立によって100万人以上が虐殺された。

殺しあったツチ族とフツ族は実際は同じ言葉を話すルーツを同じくする同じ民族。
けれど植民地として支配していたベルギーが、植民地統治戦略として、民族を2つに明確に分割した。ツチ族は教育・政冶・医療・就職全てにおいて優遇され、フツ族はその逆。(2民族を区別するためのIDまで発行された)。

こうした統治の仕組みが民族間の対立を生み、ベルギーからの独立後の1994年、フツ族の不満が爆発し、一部のフツ族過激派が、他のフツ族を扇動することによってツチ族の虐殺が起こった。

外国人に日本人を関西人と関東人に分けられてどっちか優遇されたせいでけんかして、外国人が帰った後で日本人同士が虐殺しあうみたいな?

被害が拡大したのは国連も国際社会も事実を把握していたにも関わらず、全く動かなかったから。
先進諸国が無視をきめこんだことで、学校の友達にナタで襲われ隣人に手榴弾を投げ込まれ、逃げる途中で強姦され、家族を目の前で殺せと迫られる悲劇が100日も続いた。結局100万人近く(ルワンダ全国民の20%近く)が亡くなった。

アメリカはクリントン大統領、フランスはミッテラン首相、ロシアはエリツィン大統領、日本は細川首相の時代。(私は小学校1年生!w)
ちょうど阪神大震災のあった年。すごく最近ではないけど、すごく昔でもない。

ちなみに私はこの虐殺の事実を「ホテルルワンダ(2004)」公開までちゃんと知らなかった。確か映画の公開にあわせて、ルワンダの同年代の子が来ていて、
高校で世界史を学びながら全くこの事実を知らなかったことが恥ずかしかった記憶がある。

「ホテル・ルワンダ」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323478

思うのは、ナチスドイツのホロコーストも、カンボジアのポルポト政権下の虐殺も、
1人の悪人とか体制が作りだすんではなくて、それを許してしまう何千万人何億人の無知から作りだされてるんだなーってこと。

実際にルワンダの場合も扇動にのってツチ族の人を殺したのは普通の人達。
その数20万人以上。そしてその周りの傍観した数えきれない人達。
そして同じくそんな状況を放置した何十億人の世界中の人。

こんな悪い人がひどいことしたんだよ、こわいー!ではなくて、
私たちはみんな、元々そんなにかしこくないんだよ、ってことなんだとおもう。

誰でもきっかけがあれば(例えば受ける教育が違えば)、そうなる可能性はあって、だからこそ今がどんなに平和でも、いつかまた、間違わない様に、
歴史(特に残酷な歴史)を正しく受け止めて、後世に伝えて、
常に自分で「考える力」とかいうものを鍛えとかなきゃいけないんだと思う。

でも一方で今のルワンダを見て、どんなにひどいことが起きても20年で国って大きく変わるんだなって勇気をもらう。20年後にこうやって発展して子供が笑ってる国になってるなんてほんと希望がわく!

秘境ツアーいきたいヽ(^o^)丿
というか番組見たいけどまず家にテレビがない・・w

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